旧内田邸について
”わたらせの「水」をめぐる” は、わたらせ渓谷鐵道沿線を舞台とした現代アートの祭典、「Watarase Art Project 2012」の参加作品です。展示サイトの一つ、沢入駅近くの歴史ある民家「旧内田邸」にてyukatoaniによるインスタレーション作品の展示公開を行います。
(旧内田邸 外観)
沢入地区はかつて林業、石材業で栄えていた地域で,今も落ち着いた趣のある集落が残っています。中でも大正期に建てられた内田邸は銅葺きの屋根、廊下にその当時は高価であった輸入木材を使うなど建物の内外に瀟洒な意匠を凝らした美しい邸宅です。鬱蒼とした木々に囲まれ,すぐ裏手には渡良瀬川の支流、黒坂石川が流れており、濃密な水の気配を感じられる立地にあります。所有者と管理者の方々のご好意により2009年からは「ワタラセアートプロジェクト」参加作家の展示場所などに使用されています。
(旧内田邸 1階展示エリア 2012年)